知らない駅で、降りてみた朝のこと 2026年6月7日日曜日 · 旅の手帖 いつもの電車を、ひとつ手前で降りてみた。理由はとくにない。窓の外に、見たことのない並木が続いていたからだ。改札を出ると、パン屋の匂いがした。地図も開かず、匂いのするほうへ歩く。こういう朝は、たぶん年に何度もない。目的地に着くことだけが旅じゃない、と最近よく思う。降りる駅を、ひとつ変えるだけでいい。 旅の手帖